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祖父母への想い

孫が生まれたことで成長を見届けたいと思うようになった
『あなたたちが生まれたら欲張りになっちゃって・・・
どんな大人になるんだろう?成人式には何色の着物を着るんだろう?
どんなお婿さん、お嫁さんと一緒になるんだろう?
おじいちゃん、おばあちゃんはそれまで元気でいられるかな?生きていたいな・・・』
小さい頃から何度も聞いた、祖父母の言葉です。
祖父母、特に祖母は食べることが大好きでした。
健康がとりえの、優しく、明るい祖母、そんな彼女が大好きな甘いものを前に「食べたくない」と口にした日、何とも言えない寂しさを感じたことを覚えています。食事が進まなくなった日から祖母の身体はどんどん小さくなっていきました。
「食べることは、生きること」という言葉を、このときほど実感した日はありません。
どんなに元気な人にも必ず老化は訪れます。
人生の終わりに近づいた時に望むことは、愛する人と会話をし、自分の口から食べること。
私たちが祖父母にしてあげたかったこと
それは、元気な時間を作るためのお手伝い。
皆さんのかけがえのない時間を共に作っていけたら幸せです。